メコン圏を舞台とする小説 第52回「蝶舞う館」(船戸与一 著)


「蝶舞う館」(船戸与一 著、講談社、2005年10月発行)
(*初出:「小説現代」2004年8月号、10月号、12月号、2005年1~4月号、6月号、7月号)

<著者紹介> 船戸 与一(ふなど・よいち)(1944年~2015年)
1944(昭和19)年、山口県生れ。早稲田大学法学部卒業。1979年『非合法員』でデビュー。1985年『山猫の夏』で第6回吉川英治文学新人賞、日本冒険小説協会大賞を受賞。1989(平成元)年『伝説なき地』で第42回日本推理作家協会賞を受賞。1992年『砂のクロニクル』で第5回山本周五郎賞を受賞。2000年『虹の谷の五月』で第123回直木賞を受賞する。主な著書に『猛き箱舟』『炎 流れる彼方』『蝦夷地別件』『龍神町龍神十三番地』『緋色の時代』『三都物語』『河畔に標なく』などがある。

小説家・船戸与一氏(1944年~2015年)は、早大在学中は探検部に所属し、世界各地の辺境で冒険体験を積み、その後も海外放浪生活を続け、小説家として1979年デビュー前には、別のペンネームで海外紛争地域のルポルタージュを発表。また外浦吾郎名義でさいとう・たかを作の劇画「ゴルゴ13」の脚本も手掛けた経歴を持ち、世界各地の辺境や影の現代史を見据えた冒険小説に定評がある作家。本書は、船戸与一氏の東南アジア五部作のうちの1作で、ベトナム、しかも旧フランス領インドシナ地域に住む山岳少数民族・モンタニャールが多く住むベトナム中部高原を主舞台とした長篇冒険小説で、単行本はは2005年10月に講談社より刊行。ちなみに、東南アジア五部作の他作品は、フィリピンのセブ島を舞台とした2000年度の第123回直木賞受賞作『虹の谷の五月』(2000年5月、集英社)、カンボジアを舞台とした『夢は荒れ地を』(2003年6月、文藝春秋)、インドネシアを舞台とした『降臨の群れ』、ミャンマーを舞台とした『河畔に標なく』(2006年3月、集英社)。

ストーリーは、別々に展開する4つの話が、それが繋がっていて絡み合い、物語の後半部では、ベトナム中部高原5省の最北部コントゥム省に集結していく。ストーリーの最初の最初で登場する話は、舞台はホーチミン市。ベトナム解放30周年を翌年に控え(これでストーリー設定時代は2004年と分かる)東京のキー局の記念特別番組のTVクルーが、日本の女性タレント・知念マリーをリポーターとする制作プロダクションスタッフたちがホーチミンのルネッサンス・リバーサイドとレックスホテルに分宿。現地コーディネーターは、ホーチミンで現地旅行会社・日越ダイナミックツアーを経営する35歳の菱沼大介。サイゴンに定住して10年近くの菱沼大介は、大学で東南アジア現代史を専攻し大学院に進むことも決まっていたが、大学の卒業旅行でベトナムに来て気が変わり、サイゴンで生きることに決め、ベトナム語を必死に勉強し、旅行エージェントを開いていた。更に菱沼大介の祖父は第二次大戦で日本軍が無条件降伏したあと、ベトナムに留まりフランスと戦うためにベトミンに入隊し実戦の知識を教えていたが、1946年、実在人物の井川省(元参謀)(1913年~1946年)とともにプレイク附近でフランスの攻撃を受け戦死していたという設定。

知念マリーは、1968年生まれの36歳で父親は沖縄普天間基地の米海兵隊員で1968年のテト攻勢で戦死し、母親はAサイン・バーで働く沖縄女性。15歳で芸能界デビューの元人気アイドルで落ち目のタレントという設定。知念マリーは、英語もできず、ベトナム戦争にも関心はなく、わがままなタレントだったが、その知念マリーが、翌朝クイニョンに向かう予定の前夜、ホーチミンのマジェスティックホテルのバーを出て行方不明となる。そして、時間をそれほど置かずに、TV制作会社の創風プロダクション社長の宮永良治は、「日本から来た女性タレントの身柄を拘束した。いまのところ危害を加える意思はないが、公安局へ通報すればそれは変更されると思って欲しい。釈放条件は後で報らせる。モンタニャール闘争委員会」というメッセージを、宿泊ホテルから受け取る。そして翌朝受け取った釈放条件のメッセージには、非常に金額が低すぎる身代金の金額以外に、身代金1万ドルを持って、ダナンに住む岸谷浩司とともに、コントゥム省の省都コントゥムからダクブラ河をカンボジア方面に下って来て欲しい、という意味不明な釈放条件が記されていた。

本書前半は別々に展開する4つの話の2つめの話の舞台は、ベトナム第3の都市でベトナム中部に位置する中央直轄市のダナン。ダナン在住の日本人・岸谷浩司を中心に話が展開する。この岸谷浩司は、元フリーランスの戦場カメラマンで、5年間ベトナムでの戦争取材で活躍し、その写真はサイゴンの戦争証跡博物館に展示されるほどであったが、1969年、31歳の時に、ダナンの米兵が集まるナイトクラブに仕掛けられた爆弾で両脚切断となり、両脚を失ったまま日本に帰国し郷里の静岡で両親と暮らすも食べて寝るだけの暮らし。その後、両親を相次いで亡くし実家の広い茶畑を売却して1986年暮れにベトナムでドイモイ政策が採用されたのを機にダナンに戻ることを決め、ダナンのナイトクラブの元歌姫だったファン・ホン・ホアと再会して結婚して一緒に暮らしダナン在住17年。いまはチャンフ通りと呼ばれている米兵向けの歓楽街だった旧ドクラップ通りや、ベトナム戦争時代は米兵が保養するチャイナ・ビーチと呼ばれたノンヌオック・ビーチ、アメリカの海軍基地と海兵隊基地が北側に置かれていたソンチャ半島など、この話の展開では、ダナンの街の様子にも触れられているが、ベトナム戦争時のダナンの様子だけでなく、サイゴン陥落後のソ連(解体後のロシア)とベトナムとの経済関係、テト攻勢の時のフエでのベトコンによる虐殺、ベトナム戦争と韓国軍、カオダイ教、アメリカ退役軍人のことなど、話題が及んでいる。

本書前半で別々に展開する4つの話の3つめの話の舞台は、キン族以外の先住民族が古くから居住していた地域で多様な民族が現在でも多く存在しているベトナム中部高原地帯5省の一つで、ベトナム中部高原の中央部を占め、ベトナム中南部に位置するダクラク省の省都バンメトートやその郊外エリア。主たる登場人物は、バンメトート公安局第2課長で41歳のグエン・タン・ハイ。ベトナム中部高原の地方の公安局幹部を主たる登場人物に仕立て、その仕事や組織、同僚・部下、家庭・プライベートなどに亘り描いているのは、本書の中でも特に異彩を放っている点ではないか。グエン・タン・ハイの叔父はベトミンの兵士としてディエンビエンフーの戦闘に参加し郷里のホアビンに戻ると、ベトミンの土地改革により地主であったために銃殺され、再教育キャンプに入れられてこともある父親もベトナム軍のカンボジア侵攻に参加し、クメール・ルージュの銃弾で戦死していた。グエン・タン・ハイは、キン族支配のベトナム政府に不満を持つ中部高原のモンタニャールの動静を注視し、福音主義派プロテスタントたちによる扇動の撲滅にあらゆる方法で注力する。バンメトート公安局の働き方も非常に凄まじいが、後半にかけて存在感が高まるコントゥム省省都コントゥム公安局第2課長のゴ・バン・ミンの手腕もなかなか凄い。公安局の恐ろしさに一番凍り付くのは、エピローグで明かされる公安局内部のグエン・タン・ハイに関する事件処理のやり方。

そして、本書前半で別々に展開する4つの話の4つめの話の舞台は、ベトナム中部高原であり、キン族支配のベトナム政府に不満を持つ中部高原のモンタニャールからの動きを軸とした話。バンメトート公安局がマークしている福音主義派プロテスタントたちの活動とは別のグループの全く違った叛乱の萌芽が、コントゥム省の省都コントゥムからカンボジア方面に下ったダクブラ河下流エリアで生れていて、全体ストーリーの終盤は、まさに、このダクプラ河下流エリアで、別々に展開していた4つの話が集結し壮烈な展開を迎えていく。多数の高地少数民族の中でも、エデ族、バナ族、ザライ族、セダン族、ムオン族のモンタニャールが登場するが、中でも、マル・ハルというコントゥム省コントゥムから18km北西のバナ族の村出身の24歳青年が、中心人物の1人として設定され登場シーンが最初から最後まで非常に多い。

ベトナム中部高原全体のモンタニャール問題の複雑さについては、本書でも第1章から詳細に解説している。第1次インドシナ戦争に端を発するこの問題は、当初、フランスは中部高原に住むモンタニャールとキン族との対立関係を利用してフルロ(被抑圧諸民族闘争統一戦線)という組織を作らせ、ベトミンと戦わせるが、1954年5月、ディエンビエンフー陥落し、フランスはフルロを置き去りにしてベトナムから退場。ジュネーブ協定の3年後、南ベトナムのゴ・ディン・ジェム政権はモンタニャールを強制移住させてキン族を入植させた。これに反発して中部高原自治運動が生まれ、アメリカのCIAが、北ベトナムの南への浸透とベトコンの動きを封じるために、その運動体を民間特殊防衛軍として組織し、ゴ・ディン・ジェム政権に協力させようとした。しかしながら、モンタニャールの組織はもともとキン族への反感から生まれたもので、アメリカの思惑通りには進まず、ベトナム戦争の深まりとともに中部高原は、ホーチミン・ルートがラオスやカンボジアからここを抜けて、南ベトナム各地へと戦略物資が運ばれる上で、極めて重要な戦略地点となり、北ベトナムとベトコンにとってホーチミン・ルートの完成と確保は洗脳の帰趨を決するもので、モンタニャールの協力なしにはあり得ず。

こうして中部高原での分裂が始まる。ベトコンの説得によって社会主義に共鳴し、ホーチミン・ルートの完成と確保のために心血を注ぐモンタニャールたちが現れ、一方、ベトコンといえでもキン族主体だとして第二次フルロ(被抑圧諸民族族解放統一戦線)が結成され、モンタニャールは中部高原で互いに武器を手にして殺しあう。本小説でも、バナ族の青年のマル・ハルの母の最初の夫は、第二次フルロ(被抑圧諸民族族解放統一戦線)の指導のもとにベトコンと戦うが、最初の夫の実弟で再婚相手は、ベトコンのホーチミン・ルートの建設に携り、フルロと戦ったという設定。最初の夫は、1975年サイゴン陥落によって再教育キャンプに送られていた。中部高原のモンタニャールの内部対立は、1975年のサイゴン陥落で一旦終息するが、中部高原がベトナム社会主義共和国の一部となり、南ベトナム時代にましてキン族の入植が激しくなり、これに対しフルロの活動が再燃し、中部高原地帯の独立に向けて蜂起も起こるが、ベトナム共産党の掃討活動でフルロの活動家たちはカンボジア国境の向こうへ逃げ込み、最終的に1982年にフルロは公式には解散。1992年3月、カンボジアで国連暫定統治機構が発足すると、かつてフルロのメンバーだったモンタニャールのメンバーはプノンペンに赴き、武器を棄てて投降したという、過去の歴史があった。

ベトナム戦争のかつての激戦地で見せつけられるベトナム戦争の爪痕とそれに絡んで今も国内にくすぶる民族問題を生々しく取り上げている点が非常に衝撃的で、大きなテーマの一つかと思うが、本作品のストーリー展開場所は、ほぼ100%ベトナム国内、しかも、サイゴンやダナンのシーンはあるものの、バンメトートやコントゥムといったベトナム中部高原が中心という点も、非常に珍しいかと。本書ストーリーのクライマックスが、ダクブラ川下流で展開するが、このダクブラ川は中部高原から、コントゥム省省都コントゥム市内を流れ東から西のカンボジア方面に流れる川だが、ダクブラとは、戦いの河を意味するバナ語で、ダクポネという緑色の川とダクポトンという黄色い川が争そうようにぶつかりあって大きな流れになるから戦いの河と呼ばれると本書で紹介されている。本書第2章タイトルは「戦いの河」と付けられている。ちなみに、このダクブラ(Dak Bla)川は、メコン河の支流のセサン(Se San)川の支流。本書タイトルの「蝶舞う館」も、ダクブラ川下流エリアにあるのだが、その館の謎や、そのエリアの歴史的・地理的・経済的観点からの特色は非常に興味を惹く。作品のストーリー展開場所は、ほぼ100%ベトナム国内というのは、ほんのわずか、ベトナム中部高原からカンボジア北東部の国境内に入り込むシーンがあるため。

目次
プロローグ
第1章 乾季の夜に
第2章 戦いの河
第3章 殺戮の牙
第4章 中部高原の渦
第5章 生け贄の血
第6章 硝煙流れし後
エピローグ

ストーリーの主な展開時代
・2004年乾季
ストーリーの主な展開場所
ホーチミン市、ダナン、バンメトート、ダンホア(ダクノン省とビンフォック省の省境)、コントゥム

ストーリーの主な登場人物
【日本のTV制作クルー関係者】
・菱沼大介(現地旅行社・日越ダイナミック・ツアー社経営で35歳)
・宮永良治(TV制作会社の創風プロダクション社長で52歳)
・知念マリー(1968年初生まれの36歳のタレント女性、父親は沖縄普天間基地の米海兵隊員で母親はAサイン・バーで働く沖縄女性)
・寺尾友典(東京のキー局JBSプロデューサーで吉祥寺在住の58歳。次期編成局長の筆頭候補)
・瀬戸明広(創風プロダクションのディレクター。背が低く小太り。35歳)
・熱田紀夫(創風プロダクションのアシスタント・ディレクター)
・高柳茂行(創風プロダクションのカメラマン)
・松下卓也(創風プロダクションのビデオ・エンジニア)
・バン・ルン・ホイ(31歳の日本留学経験ある日本語通訳のベトナム人男性)
・ホアン・ホン・ニュン(菱沼大介の英語は達者な秘書で26歳のキン族女性)
・谷口軍司(バンコクでAIPという日本のキー局や制作会社に対し取材手配サービスをする会社経営の72歳男性)
・ファム・タン・チャン(ハノイの旅行社勤務)
・サイゴンのルネッサンス・リバーサイドホテルの40前後のフロント係
【ダナン関係者】
・岸谷浩司(元フリーランスの戦場カメラマン。ダナン在住)
・ファン・ホン・ホア(岸谷浩司の妻。ディック・ウェルズの元恋人でダナンのナイトクラブの元歌姫)
・ディック・ウェルズ(黒人のアメリカ陸軍中尉で1969年10月クアンチから南に10キロの農村地帯で戦死)
・タマラ・ブレジンスカヤ(ブンタオ出身の23歳のロシア女性)
・ダオ・ズイ・タイン(青龍部隊の韓国人兵士とベトコン・ゲリラ女性の混血で34歳カオダイ教徒男性)
・李明哲(韓国海兵隊青龍部隊の下士官)
・グレッグ・ハーンズ(アメリカの退役軍人で、ディック・ウェルズの元部下)
・ダナンの公安局と衛生局メンバー
・ダナンの大理石彫刻の販売店店員
・迫水正人(フリーランスジャーナリスト)
【中部高原の公安局関係者】
・グエン・タン・ハイ(バンメトート公安局第2課長で41歳)
・ボー・セン・ミア(グエン・タン・ハイの36歳の妻で党幹部の娘)
・グエン・シー・カム(グエン・タン・ハイの12歳の娘)
・ボー・ザップ・ロウ(ボー・セン・ミアの弟で31歳。ベトナム空軍パイロットの中尉)
・ズオン・ミン・セン(バンメトート公安局第2課主任で37歳)
・ホー・セン・ティン(バンメトート公安局第2課副主任で34歳チャム族)
・レ・ゾン・シン(バンメトート公安局第3課長で経済犯罪担当。ハノイ大学法学部卒業の45歳)
・レ・ゾン・シンの妻(実家がハイフォン)
・チャン・ティ・フォン(バンメトート公安局長の57歳男性)
・チン・バオ・マン(バンメトート公安局第一課長)
・ドク・トイ・ニョン(バンメトート公安局第一課刑事第一処)
・ゴ・バン・ミン(コントゥム省省都コントゥム公安局第2課長で41歳)
・ズン・バン・チャ(コントゥム公安局第2課主任で36,7歳)
・リー・コン・ソン(コントゥム公安局治安部隊主任で37,8歳)
・ハ・バン・トゥ(ベトミンの後継たるベトナム共産党のエリート集団祖国戦線で勤務する37歳男性)
・メアリ・ジョーンズ(オーストラリア国籍女性で、サイゴンのカラベルホテルのレセプショニスト)
・ク・ソル(46歳のエデ族男性で、バンメトートから15kmほど西に離れた山間いのダスイート村在住)
・ケア・トラ(47.8歳のエデ族男性でコントゥムのダム湖地区に在住)
・4人のコントゥム公安局第2課の局員
・ホー・セン・ティンの妻の叔父(クィニョンの公安局第3課勤務のキン族)
・ハ・ホアイ・トー(コントゥムの人力自転車シクロ漕ぎ)
・コントゥムのダグブラ・ホテルのレズトラン給仕
・ハンスとマリア(ドイツのフランクフルト・アム・マインからコントゥムに来た20代半ばの若い男女観光客)
・ボー・チ・アイ(グエン・タン・ハイの妻の父で、かつてのベトナム労働党の政治委員)
・プノンペンのベトナム共産党政治顧問
【モンタニャール関係者】
・ヨン・セイン(エデ族男性で26,7歳。バンメトートから50km近くの村出身でホーチミンの大学の歴史科を卒業)
・イ・ブハム(福音主義派プロテスタントで、33,34歳のザライ族男性)
・マル・ハル(コントゥム省コントゥムから18km北西のバナ族の村ダクサンの出身で24歳)
・ムオ・サラ(マル・ハルの同年齢幼馴染で、バンメトートの聖ロカ教会修道女)
・マル・ケル(マル・ハルの長兄で33歳のバナ族男性。ダクサン村出身でバンメトート在住)
・マル・トル(マル・ハルの次兄のバナ族男性。ダクサン村出身でプレイク在住
・ナイン・マク(43歳のザライ族男性)
・タム・カオ(福音主義派のモンタニャールでムオン族男性)
・キュー・フォン(福音主義派のモンタニャールでムオン族男性)
・ツウ・サウ(60過ぎの日本人男性)
・プ・チァング(日本人ツウ・サウの妻で50歳半ばのザライ族女性)
・イェン・モク(60過ぎのクメール人料理人)
・ザオ・デン(セダン族男性で27歳)
・ルオ・デー(バナ族男性で27歳)
・ライ・ゾン(エデ族男性で27歳)
・ビー・サイ(ザライ族男性で19歳)
・ゾル・クイ(ムオン族男性で19歳)
・モ・コイ(ムオン族男性で20歳)
・ス・ジュィン(ザライ族女性で19歳)
・ムン・クオ(セダン族男性で24歳。ムオン族女性と結婚しコントゥム移住)
・バク・ジャン(バナ族男性で34歳、ムオン族の女性と結婚しバンメトート郊外に移住)
・ズン・バク・チュウ(ホーチミンのフーニョン区に住む27歳のキン族男性で鍼灸師)
・梶本英輔(元フリーランスの戦場カメラマン)
【その他】
・夏木靖彦(紀行作家)
・栗林周臣((城南医科大学病院精神科医)

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