「タイ・ビルマ国境地帯の風景」(泉裕さん)第10回「メーホーンソンの山地民族」

「国境地帯からメ・パイ(Meapai)川周辺にかけては多くの山地民族が混在したかたちで分布している。それぞれ独自の社会的慣習、生活形態を持っているが、人種的歴史については曖昧な点が多い。
本来は自然の中に暮らし≪国家≫という意識をもたない彼らだがタイやビルマによる行政的、文化的な影響を受けて、あらゆる面での生活の変化を余儀なくされている。」 (写真・文: 泉裕さん)

メーホーンソン:
街のシンボル的寺院ワットチョーンクラ-ン

首長族:
鮮やかな民族衣装や首輪は観光の目玉となる。

首長族:
首と膝の下には真鍮の輪、腕輪は銀で作られる。

首長族:
首輪は8歳前後からつけ始め、少しずつ伸ばす。

首長族:
北部タイでは「パダウン族」、自称は「カイヤン」と呼ぶ。

首長族:
水曜日や満月に生まれた女の子が首輪をつけるとの仮説あり。

首長族:
草の茎などを使って首輪の内側を念入りに磨く。

カヨー族:
カレン族の一派とも言われるカヨー族、別名はBRE族。

カヨー族:
首飾りの銀貨は旧英領インドビルマで流通していたもの。

カヨー族: 
女性達は輪の数が多いほど美しいと言われている。

カレン族:
逞しいカレン女性は常に働いている。

カレン族:
カレンの親子、男性はシンプルな貫頭衣

モン族:
土産品の刺繍を編むモン族の女性。

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