調査紀行メモ 書籍「海のシルクロード」調査取材協力 南タイの旅 ①チャイヤー(タイ・スラータニー県)
南タイの旅 ~写真家・大村次郷 氏の取材撮影に同行~

清水英明(文・写真)1999年7月 調査紀行

集英社の企画”写真家・大村次郷のアジアをゆくシリーズ”の中の『海のシルクロード』について、大村次郷氏が、タイ南部を取材撮影するにあたり、知人の紹介で、私が通訳も兼ねて取材撮影協力を行うことになり、1999年7月、タイ南部各地を大村次郷氏と旅して回った。

約10日間というスケジュールで、マレー半島を舞台にかつて展開された「海のシルクロード」のドラマの跡を辿ろうということだったが、事前の準備や打ち合わせの時間もなく、行き当たりばったりで旅の企画を考え、事前アポなどないまま取材撮影の旅を行うことになったが、精力的で博識の大村次郷氏との旅は、とても有意義なものであった。

 尚、この時の取材撮影が反映された書籍『海のシルクロード 中国・泉州からイスタンブールまで』は、2000年6月、集英社から刊行された。

巨石に刻まれた古代文字を撮影する大村次郷氏。写真左に写っている人は、バンコクで雇用したタイ人運転手(偶然ながら、歴史に興味を持つ人で積極的に取材撮影に協力してくれた)

第1回 スラータニー県チャイヤー

バンコクを早朝、車で出発し、タイ湾沿いに国道4号線を一路南下。チュムポン県で国道4号線は、アンダマン海側を走るべく西に折れるが、ここでそのまま直進南下を続ける。ここから始まる国道41号線を南下し、夕方にスラータニー県都スラータニーの町に入る前に、チャイヤー郡で東に折れチャイヤー郡の下記の見所を訪ねる。

夕方にプラボロムタートチャイヤーラーチャウォンウィハーン寺院構内にあるチャイヤー国立博物館にまず立ち寄ったが、閉館前で誰もいなかったこともあろうが、大変親切で説明をしてくれた上に近くのシュリービジャヤ王建立のヒンドゥー寺院遺構まで案内してくれた。

その後さらに東に向かい、プムリアン村を過ぎてバーンドーン湾に突き出た半島のレームポー海岸にたどり着く。1日目の夜は、県都スラータニーの町で宿泊。

■スラータニー県
・チャイヤー郡
プラボロムタートチャイヤー寺(チャイヤー郡ウィアン区)
チャイヤー国立博物館
ゲーオ寺(ラッタナーラーム寺)チャイヤー郡スメット区ワットゲーオ村
ロン寺
レームポー海岸

書籍『海のシルクロード』の25頁が、チャイヤーの海岸の頁サイズの写真掲載
写真キャプション・・・チャイヤーには8世紀のシュリービジャヤ王建立のヒンドゥー寺院遺構が残るが、その海岸の砂浜にはたくさんの中国陶磁器片が散らばる。9~10世紀の長沙銅官窯(どうかんよう)のきれいな破片も混じる。

2日目は、スラータニーの町から、ナコンシタマラートの町に向かいながら、タイ湾沿いに国道401号線を南下し続け、途中にいくつかの目的地に立ち寄る。

⇒第2回 ナコンシタマラート編に続く予定

写真下:ロン寺古代遺跡

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