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メコン悠々 源流から河口まで ⑫
ベトナム・メコンデルタ(2) メコンデルタで、メコンは「クーロン(九龍)」と呼ばれる。河口が9つの流れに分かれているからだ。実際は8つだが、ベトナムで縁起のいい数字「9」にしたという説もある。いずれにせよ、川や運河など… -
メコン悠々 源流から河口まで ⑪
ベトナム・メコンデルタ(1) ベトナムまで下ってくると、目にする色彩も、ひときわ鮮烈に映る。町や田んぼで働く人々も、いつ休むのだろうかと心配になるほど精力的だ。河を下るに従って、聖から俗に、あるいは単純から複雑へとグラ… -
メコン悠々 源流から河口まで ⑩
カンボジア・プノンペン 乾季の11月には、カンボジアの首都プノンペンで水祭りが盛大に行われる。各地方で勝ち抜いてきた龍船は、トンレ・サップとメコン河の合流地点を舞台に、賑やかな競漕が行われる。王宮前には人々があふれ、夜… -
メコン悠々 源流から河口まで ⑨
カンボジア・アンコールワット クメール語で「寺院のある都」を意味するアンコールワットは、12世紀にスールヤヴァルマン2世によって建立された。トンレサップ湖は、雨季には、メコンから水が入り込み、乾季になると、メコンに流れ… -
メコン悠々 源流から河口まで ⑧
ラオス南部 メコン南部の「4千の島」と呼ばれるメコンの中洲で最大のものは、コーン島で、そこからさらにカンボジア国境まで南下すると、メコンの滝がある。最大のコーンパペーンの滝、精霊が棲むというリーピーの滝など。かつてフラ… -
メコン悠々 源流から河口まで ⑦
ラオス北部・中部 メコン河は北部ラオスの内陸に入っていく。ルアンパバーンは、かつてランサーン王国の首都でもあった歴史的な静かな町。メコンがふたたびタイ・ラオス両国の国境になったところに、ラオスの首都ビエンチャンがあり、… -
メコン悠々 源流から河口まで ⑥
タイ・ラオス・ミャンマー3カ国国境が接する黄金の三角地帯 中国雲南から流れ出たメコンは、ラオスとミャンマーの国境を流れ、やがてタイに達する。その3国が接したところが「黄金の三角地帯(ゴールデン・トライアングル)」である… -
メコン悠々 源流から河口まで ⑤
ミャンマー北東部・クン族の町シャン州チェントン 北タイのメーサイから国境を越え、ミャンマーのシャン州に入る。タチレクから車で7時間入ったチェントンは、南方上座部仏教の寺がいくつも点在する落ち着いたたたずまいの町である。… -
メコン悠々 源流から河口まで ④
雲南省南部 西双版納タイ族自治州 雲南南部の西双版納タイ族自治州まで下ると、メコン沿いに広い水田が現れ、タイ族が2期作でコメをつくっている。4月中旬、一年で一番暑い時期に、タイ族正月である「溌水節(水かけ祭り)」が繰り… -
メコン悠々 源流から河口まで③
雲南省北西部「瀾滄江」 迪慶チベット族自治州 & 大理ペー(白)族自治州 雲南省を南北に縦断して流れるメコンは、中国語で「瀾滄江」と呼ばれる。雲南北部はとくに「三江並流風景区」といい、メコン、長江、サルウィンが並行に流…