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旅行記「メコンを漂う 」第2編 メコン河沿いにカンボジア・プノンペンからラオス・フエサイまで遡る」(和 さん) 第5回 ラオス北部に位置するメコン河岸の古都ルアンプラバーン
- 2025/5/18
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旅行記「メコンを漂う 」(和 さん)
第2編 メコン河沿いにカンボジア・プノンペンからラオス・フエサイまで遡る」 (2013年2月の旅)
第5回 ラオス北部に位置するメコン河岸の古都ルアンプラバーン
ペンネーム:和
1996年に初めて長期旅行をして世界と出会い、訪問国は70ヶ国を越えました。 メコン川との出会いは1996年1月。タイからカンボジアに向かうフライトから見た、カンボジアの大地を蛇行しながら流れる大河に目を奪われました。メコンのほとりに立ったのはその1年後のタイ。メコンの向こうはラオスです。 ナイル川のように壮大な歴史を湛えるわけでもなく、ガンジス川のように聖地でもなく、タイの田舎の街を流れるメコンにその時はさほど心を動かされませんでした。でも、東南アジアを旅するとしばしば目にするメコンにいつのころからか親しみと安らぎを感じるように。それから何度となくメコンのほとりの街を訪れ、あるとき気づきました。国や民族を越えて、人々の日常の中を人々の生活を支えながら、ただ当たり前に流れるメコンに私は惹かれていると。メコンと共にある日常を垣間見る。そんなメコンを漂う旅をご紹介します。福井県鯖江市在住。
カンボジア・プノンペンからラオス・フエサイまで遡る旅の行程
旅のルート:
プノンペン(バス)→クラチエ(泊)(バス)→ストントゥレン(泊)(ミニバス)→カンボジア・ラオス国境(ミニバス・船)→ドンコーン(泊)(バス)→タケク(泊)(バス)→ビエンチャン(泊)(空路)→ルアンプラバン(泊)(船)→パクベン(泊)(船)→フエサイ(泊)(船)→タイ領チェンコーン
(写真下)あんまり観光客がいるようには見えないけど…
この15年間でどれくらい観光客が増えたのか、ちょっと検索してみました(2019.7検索)。以下の数字はラオス全体の観光客の数。その多くがルアンプラバーンに来ていると思います。Number of Tourist Arrivals
1998年 500,200人、2013年 3,779,490人
(http://www.tourismlaos.org 『2017 Statistical Report on Tourism in Laos』Ministry of Information, Culture and Tourism, Tourism Development Department.)年は少しずれますが、世界全体の国際観光客到着数の推移は1995年 531百万人、2010年 952百万人(https://unwto-ap.org/document/tourism-highlights/『Tourism Highlights 2018(日本語版) UNWTO)
ラオスの増加率は目覚ましいです。さて、観光も楽しいでしょうけど、私は日中はひたすら散歩と時々カフェにピットイン。
(写真下)ライスペーパーを作ってます
(写真下)この電柱…。これで大丈夫なんですねぇ。見た目は綺麗~
(写真上)バンブーブリッジを渡って
(写真下)バンブーカフェ
夕方はゴージャスな夕焼けを見る。
世界中からの旅行者と一緒に、「日没」というごくシンプルな自然の営みを眺め感動する。夕焼けの美しさとともに、その平和なひと時に浸れることに幸せを感じました。朝は托鉢を見て朝市。
(写真下)朝市。山のものや川のもの
やっぱり市場はなかなかワイルドです。写真には写ってないけど、生きた小動物を売るおばさんもいて、どうしたのか訊いてみたら、「そこの山(昨日美しい夕焼けを見たプーシーの丘か?)に罠をかけたらかかってた」だそう。うん、ラオスの山の生活はまだ消えてはいませんでした。
滞在中、特に観光はなし…。でも、これまで見た中で美しい夕焼けトップになるような、それはそれは美しいメコンの夕暮れを見ることができました。ルアンプラバーンの宿 Xieng Mouane Guesthouse。ルアンプラバーンの街並みに溶け込む、古いお家を改造したような可愛らしいゲストハウス。素敵な中庭もあります。短い滞在でしたが、宿の人も優しかったです。